【デッキ紹介】フューリーストライカー


こんにちは、カイムです。

前回の記事が初投稿ですが、三日坊主にならないように何とか早め?に2つ目のデッキ紹介記事を書きました。
前回の記事を読んでいただいた方、ありがとうございました。
分かり易い・読み易いブログになっているかは、苦手で不安なのでアドバイス貰えると嬉しいです。

caim.hatenablog.com


自分はニコニコ動画で、名前を言ってはいけないあの某シミュレーターを使用した動画を投稿しているのですが、今回紹介するデッキは、以前動画で紹介したデッキの為、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
見返したら2020年12月の投稿動画でした。



では早速ですが、今回のデッキを作るきっかけとなったカードを紹介します。

※名前が長い為、以下《羅生悶》と記載。

派手な効果を持っていますが、普通に使うと効果発動が自分エンドフェイズの為、特殊召喚した《混沌幻魔アーミタイル》が相手ターンに処理される可能性があり、《失楽園》を入れて三幻魔に寄せるなら《次元融合》で《混沌幻魔アーミタイル》を直接出せたりと、使いどころが限られるカードのように思います。

そこで、《羅生悶》を相手エンドフェイズに発動する事で、《混沌幻魔アーミタイル》でそのまま勝てるようにしたいと考えました。
単純に考えれば、相手ターン中に《スウィッチヒーロー》等で送り付けですが、条件が難しい為、別の方法を考えていたところ、一時的にコントロール奪取したモンスターを一時的に除外すると、除外から戻って来た時にそのまま相手に戻ってしまう裁定を思い出し、以下のコンボを思い付きました。

※念の為、以下のコンボが出来る事は事務局に確認しております。

①《羅生悶》効果で相手に送り付け
②《閃刀姫-ジー》をL召喚し、《羅生悶》対象にL召喚時効果発動
③ ②にチェーンして《羅生悶》対象に《閃刀機-ウィドウアンカー》発動
④逆順処理で《羅生悶》をコントロール奪取後、相手エンドフェイズまで除外
⑤相手エンドフェイズ時、《羅生悶》が自分フィールドに戻った後、《閃刀機-ウィドウアンカー》の効果が切れている為、相手フィールドに移る
⑥《羅生悶》の効果発動

 


羅生悶》に閃刀カード2枚を組み合わせる事で、相手エンドフェイズに《羅生悶》起動を行う事ができ、これによって返しのターンに、がら空きのところに直接攻撃できるようになります。
上記コンボを狙いつつも、それ以外でも戦えるようなデッキに仕上げました。

 

 

デッキレシピ

現在のデッキレシピは以下となります。※2023.07 リミットレギュレーション

コンセプト

このデッキのコンセプトをおおまかに言うと、
①閃刀魔法による手札補充
②《古神ハストール》によるコントロール奪取
となります。この2つのどちらの動きにも繋がる《溟界の大蛟》を使用していきます。

閃刀姫


羅生悶》のコンボにも使用する閃刀カードを出張させました。このデッキでは、閃刀カードのドローソースである《閃刀起動-エンゲージ》、《閃刀機構-ハーキュリーベース》を《閃刀姫-カガリ》で回収し、ドローでデッキを回していくのがメインの運用になります。大型Lモンスターで閃刀魔法の発動条件を満たし、手札を稼いでいきます。
慈愛の賢者-シエラ》の②の効果で《閃刀機構-ハーキュリーベース》を回収しつつ攻撃対象を準備したり、《閃刀姫-ロゼ》でランク4X素材確保をします。

このデッキのドローソースは閃刀魔法の他にも入っており、各種罠カードを引き込むのが狙いです。閃刀魔法の発動条件補助にもなる《トラップトラック》が主に引きたいカードです。

古神ハストール


閃刀姫-ジー》とコンボできる事から《古神ハストール》を採用しました。
閃刀魔法用に大型Lモンスターで場を減らしてしまう都合上、相手モンスターをコントロール奪取で処理しつつ戦力にできるのは相性が良いです。
閃刀姫-ジー》以外のカードとのコンボもあり、起動方法は大きく分けて3つになります。

閃刀姫-ジー》、《ヴァレルガード・ドラゴン


閃刀姫モンスター+《古神ハストール》で《閃刀姫-ジー》をL召喚し、相手モンスターに装備した《古神ハストール》を《閃刀姫-ジー》の②の効果で墓地へ送ってコントロール奪取します。

ヴァレルガード・ドラゴン》も同じで、《古神ハストール》を含んでL召喚し、その②の効果で墓地へ送って起動します。
こちらは、モンスターを破壊する必要がある為、《閃刀術式-アフターバーナー》等で破壊しておきます。

融合呪印生物-闇》、《幻想召喚師》⇒《鉄駆竜スプリンド


そのターンに特殊召喚した《古神ハストール》を《融合呪印生物-闇》でリリースして《鉄駆竜スプリンド》を特殊召喚し、その①の効果で装備状態の《古神ハストール》を破壊して起動します。

エンド時の自壊はありますが、《幻想召喚師》でも同じ事が出来ます。
ただ《幻想召喚師》には別の役割がある為、これに使用する事は少ないです。

大型Lモンスター+《閃刀術式-アフターバーナー》、《刺し違GUY

古神ハストール》をリンク4の大型リンクモンスターの素材にしてメインモンスターゾーンを空けた後に《閃刀術式-アフターバーナー》、あるいは《刺し違GUY》で装備状態の《古神ハストール》を破壊します。

《溟界の大蛟》


溟界の大蛟》により、《溟界神-ネフェルアビス》⇒《閃刀姫-カガリ》を特殊召喚して閃刀魔法回収でドローするか、《古神ハストール》を特殊召喚してコンボするかを状況に応じて使い分けます。
閃刀姫-ジー》で《溟界神-ネフェルアビス》を一時的に除外すると、戻ってきた後も墓地から特殊召喚された情報が残り、蘇生効果を使用できる小技もあったりします。
溟界の大蛟》の蘇生対象は闇・風ですが、コストに関しては炎属性モンスターが多く入っており、また《溟界の黄昏-カース》でも良い為、問題ありません。

溟界の黄昏-カース》⇒《溟界の滓-ナイア》をランク4素材として使用する場合、相手に大型モンスターを蘇生されても閃刀魔法で処理し易いのが良いです。

キングレムリン》からサーチした《溟界の滓-ナイア》の墓地落としに対応するのは《溟界の黄昏-カース》1体のみの採用で、素引きしてしまう問題はありますが、何度も回した感じ何とかなりそうだった為、この採用枚数にしました。
(対策は《溟界の漠-フロギ》投入で良いのですが、枠がありませんでした。)

デッキの動き

初動

シンプルな初動ですが、《聖騎士の追想ゾル》の①の効果で《ジャンク・シンクロン》をサーチ、②の効果で閃刀姫を特殊召喚して《閃刀姫-シズク》をL召喚し、《閃刀起動-エンゲージ》をサーチします。
ジャンク・シンクロン》で次ターンに《古神ハストール》をS召喚する為にレベル1を含んだ戦士族2体から動き出します。
つまるところ《BK キング・デンプシー》でその目的は果たせますが、中盤のランク4X召喚に使用できる戦士族にしたく《BK アッパーカッター》、《H・C モーニング・スター》を使用する事にしました。


聖騎士の追想ゾル》のL召喚は、以下の3パターンとなります。

①《BK アッパーカッター》で《BK スパー》をサーチして特殊召喚し《BK キング・デンプシー》をX召喚、効果で《焔聖騎士-リナルド》をサーチして特殊召喚

②《H・C モーニング・スター》⇒《ヒロイック・エンヴォイ》⇒《H・C ナックル・ナイフ》をサーチして特殊召喚し、《H・C ナックル・ナイフ》をレベル4にし《BK キング・デンプシー》をX召喚、効果で《BK スパー》をサーチして特殊召喚

③《キリビ・レディ》、《ヒロイック・コール》《閃刀機-ホーネットビット》、焔聖騎士2種等で戦士2体を揃える

 

初動後の動き

初動の次のターンは《ジャンク・シンクロン》、《閃刀起動-エンゲージ》で動き出します。以下2パターンの動きを状況によって選択します。
尚、前ターンに出した《閃刀姫-シズク》が残ってしまったら《閃刀起動-エンゲージ》が発動できない為、コストにした《剣の煌き》で退かします。

パターン1


閃刀姫+《古神ハストール》で《キングレムリン》をX召喚し、溟界に触れつつ《御影志士》のX召喚まで行います。
閃刀起動-エンゲージ》で《慈愛の賢者-シエラ》をサーチする事で、《閃刀起動-エンゲージ》を回収しつつ展開でき、次ターンに《閃刀姫-ジー》+《古神ハストール》のコンボをする準備ができます。

天獄の王》のトリガーとして、《閃刀起動-エンゲージ》で《閃刀機-ホーネットビット》をサーチしておきますが、展開によっては《閃刀起動-エンゲージ》が発動できない可能性もあります。
罠カードは多めに投入している為、《閃刀起動-エンゲージ》のドロー含め引けたらラッキー程度に考えております。

パターン2


閃刀起動-エンゲージ》⇒《閃刀機-ホーネットビット》⇒《閃刀姫-カガリ》で、2ドローしつつ閃刀姫を用意します。その後、《ジャンク・シンクロン》で《古神ハストール》をS召喚し、《閃刀姫-ジー》に繋げる事でコントロール奪取効果を使います。

ただこの場合は溟界に触れられておらず、次ターン以降に《キングレムリン》をパターン1とは別の方法でX召喚する必要がある為、《H・C モーニング・スター》⇒《ヒロイック・コール》、《焔聖騎士-オジエ》⇒《BK アッパーカッター》を使用します。

この動きを選ぶのは、相手フィールドのモンスターが多かったり、コントロール奪取したいモンスターがいる場合となります。自分の準備よりも相手の盤面処理を優先する形となる為、基本的にはパターン1の動きを取る事を想定しています。

焔聖騎士、BK関連


焔聖騎士-オジエ》で《BK アッパーカッター》を墓地へ送り、初動で使用した《BK スパー》を特殊召喚する事でランク4X召喚をします。
セリオンズ“ブルズ”アイン》に装備して相手のみ破壊、《焔聖騎士-モージ》も装備すると戦闘・効果破壊耐性を持った厄介な除去カードとなります。


サブテラーの継承》が《BK アッパーカッター》の効果発動トリガーとなり、効果で特殊召喚した《BK キング・デンプシー》で《BK チーフセコンド》をサーチして相手の攻撃を凌ぎます。
または、《影依の炎核 ヴォイド》を墓地へ送ってサーチした《VS ラゼン》を《神羊樹バロメット》の効果で特殊召喚し、その破壊効果を使用します。
VS ラゼン》で見せるのはサーチした《VS ヘヴィ・ボーガー》とBK・焔聖騎士で、《VS ヘヴィ・ボーガー》では《溟界の漠-ゾーハ》等を見せてドローします。
VS ヘヴィ・ボーガー》で《VS ラゼン》をバウンスする為、再度《神羊樹バロメット》で使用できるのが良いです。

サブテラーの継承》で、フィニッシャーの《羅生悶》用に《幻想召喚師》もサーチしておき、何回も使用する訳ではない為、不要になったら《ヴァレルガード・ドラゴン》等で退かします。

神羊樹バロメット》の②の効果はX素材を効果で取り除く為、《BK アッパーカッター》の効果発動トリガーになります。また《貪欲な瓶》を戻す事で無限リソースにし、《溟界の大蛟》が除去された時のケアをします。


デッド・ガードナー》に《焔聖騎士-モージ》を装備する事で、攻撃誘導+戦闘破壊耐性による擬似攻撃ロックをします。焔聖騎士2体で戦闘・効果破壊耐性を持たせると処理に苦戦するのではと思います。《デッド・ガードナー》は《キリビ・レディ》等で特殊召喚します。

フィニッシャー:《羅生悶


フィニッシャーについては上述の通り、このデッキを作ったきっかけとなる《羅生悶》です。《羅生悶》は《ADチェンジャー》、《ヴァレルガード・ドラゴン》で《幻想召喚師》をリバースして特殊召喚します。
尚、《閃刀機-ウィドウアンカー》用に盤面調整が必要となります。

幻想召喚師》の自壊デメリット及び《閃刀機-ウィドウアンカー》の効果無効を、一時的に除外する事で無視出来るのが良いです。

コントロール奪取カードは《ダブルマジックアームバインド》も入れており、こちらの場合は自分の盤面調整が不要でコンボに入りやすく、また後述する問題点の対策としての役割もあります。

尚、《閃刀姫-ジー》は先に別のコンボで使用する為、《閃刀機構-ハーキュリーベース》を《閃刀術式-アフターバーナー》で破壊や《貪欲な瓶》であらかじめ回収しておきます。

このコンボにおける問題点として、以下の3点があります。
①相手エンドフェイズに相手モンスターゾーンが埋まっている
②除外された《羅生悶》を《混沌の創世神》等で戻される
③送り付けた《羅生悶》が《ビッグウェルカム・ラビュリンス》等で除去される

①②については、罠カード等での除去により対策しているのですが、③については、現状対策が出来ておりません。
そもそも《ビッグウェルカム・ラビュリンス》を使うデッキには大体《迷宮城の白銀姫》が入っており、その組み合わせには色々なコンボが通用しないと思います。
対策するなら、《剣神官ムドラ》のような相手の墓地に触れるカードですが、家具ラビュリンスで再充填されると想定されます。

明確なフィニッシャーは《羅生悶》ですが、コントロール奪取や除去カードを複数投入しており、コンボを妨害される場合はビートダウンで勝つ事も出来るようになっております。

その他採用カード

H-C ヤールングレイプ


回復効果を使いたくて入れました。
レベル1戦士族は6枚入っており、《聖騎士の追想ゾル》、各種蘇生魔法で素材を揃えます。効果で《BK キング・デンプシー》を特殊召喚すると攻撃力3000になり、自身の耐性や焔聖騎士2種の装備効果により場持ちが良いです。
尚、間違って耐性がある時に《トラップトラック》を使用しない様、注意が必要です。

エキストラケアトップス


H-C ヤールングレイプ》のX素材及び、ドローソースとして採用しました。自分フィールドに特殊召喚して相手に戦闘破壊されなくても《トラップトラック》で破壊してドロー出来るのが便利です。
聖騎士の追想ゾル》で特殊召喚し易く、採用している装備魔法は多くないですが、《剣の煌き》で閃刀魔法用に盤面を空けつつ《聖騎士の追想ゾル》のコストを確保します。

バウンドリンク


リンク4のLモンスターを使い回す事で、閃刀魔法用に盤面整理し易くしたいと思い、採用しました。といってもその役割ならこのデッキで触れやすい《貪欲な瓶》でも良い為、個人的に手札をデッキに戻す効果が好きという事もあっての採用です。

威迫鉱石-サモナイト


天地開闢》で《聖戦士カオス・ソルジャー》と《ネクロ・ガードナー》を落としておき、《聖戦士カオス・ソルジャー》を選ぶ事で、相手に2体蘇生の方を選んで貰えるのではないかと思い採用しました。

あとがき

基本的に自分は同じデッキを調整し続けるよりも、新しいデッキを次々組みたい派なのですが、このデッキは組んだ後も時々調整しており、愛着が湧いてきました。
閃刀カードを入れている為、ある程度の対応力があり、決まったサイクルで動かすデッキでもない為、デッキを改築しやすいのもあると思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。