【デッキ紹介】現世の盗賊


こんにちは、カイムです。
今回の記事で5回目の投稿となります。

前回の記事はこちら。

caim.hatenablog.com


今回紹介するデッキを作るきっかけとなったカードはこちらです。

相手のデッキから好きなモンスターを奪えるカード。と言うと聞こえは良いですが、高めのライフコスト、条件は宣言したモンスターが相手のデッキにある場合、サーチか特殊召喚を選ぶのは相手と、使いどころの難しいカードです。

一番考えるべきは相手のデッキ内のモンスターを言い当てる方法です。
ニューロンやXで相手のデッキレシピを確認したりデッキバウンスするのもありですが、それならコントロール奪取で良いのが微妙だと思って一度諦めた後、このカードを見つけた事でデッキを作る事にしました。

相手のデッキを見る事ができます(罠カードを除外できれば)。単体でバック除去として強いのも良く、自分の罠を除外してもOKです。

あとはサーチか特殊召喚を相手が選ぶ点についてですが、Wikiに書いてある《ライオウ》でサーチ不可にして特殊召喚を選ばせる使い方があります。この手の制約を持った他のカードを調べたところ、以下のカードが見つかりました。

《雪の天気模様》でサーチ不可、《虹の天気模様》でリクルート不可を掛ける事ができます。《撲滅の使徒》で相手のデッキを見て、特殊召喚したいかサーチしたいかを天気2種で使い分ける事ができます。
基本的には特殊召喚した方が良いだろうと思い、《雪の天気模様》をメインに使う事にしました。

デッキレシピ

現在のデッキレシピは以下となります。※2024.01 リミットレギュレーション

www.db.yugioh-card.com

コンセプト

ランク3Xを主体に戦いますが、《天声の服従》を意識した後述の3点をコンセプトにしてデッキを組み始めました。

《天声の服従》はそもそも相手のデッキから奪って強いモンスターがいないと弱いのでリソース回復要素を入れた上で1枚、《撲滅の使徒》は単体で使えるので2枚にしました。また《撲滅の使徒》で相手のデッキを見れなかった場合は《宿神像ケルドウ》《星鍵士リイヴ》のデッキバウンスにより《天声の服従》が腐らないようケアしています。

ライフ回復

《天声の服従》の高めのライフコストを確保します。採用している回復カードは上の3枚で、《アマゾネス拝謁の間》がメインです。

《アマゾネス拝謁の間》は場に残せればかなりの回復量が見込めます。回復効果は自分が相手フィールドに特殊召喚しても良く、《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》《幽世離レ》により自分ターンにもトリガーにします。

《No.49 秘鳥フォーチュンチュン》を壁にして直接攻撃されないようにして《アマゾネス拝謁の間》で回復したライフを温存します。墓地へ送られたら天気や《魔界発現世行きデスガイド》をデッキに戻します。

《セベクの魔導士》は《永の王 オルムガンド》等の高攻撃力モンスターで大量回復します。ライフに余裕ができたらバーン効果を使い、相手ターンも《アマゾネス拝謁の間》でトリガーしていきます。

リロード系での手札補充

《雪の天気模様》でサーチした天気をリロードし《天声の服従》《撲滅の使徒》を揃える為にドロー加速しつつ、サーチ制限で《天声の服従》をサポートします。

通常魔法2枚をサーチで揃えるのは手間がかかる為、大量ドローで引き込んだ方が楽なのと、《雪の天気模様》でのサーチを繰り返し行う上で天気を多めに入れたくないという思いがあります。《永の王 オルムガンド》はリロードカードではないですが、《補強要員》の除外デメリットを回避するサポート役となります。

相手のカードを奪う

このデッキを組むきっかけの《天声の服従》をはじめとした、相手のカードを奪うカード達です。相手のモンスターをフィールドに出したり、手札に加えたり、X素材にしたり、色々なアプローチで奪います。

《永の王 オルムガンド》は《アマゾネスの鎖使い》で奪う為に相手にカードを引かせる役割もあり、《百鬼羅刹 巨魁ガボンガ》を相手ターンにトリガーしたりもします。

《アマゾネスの鎖使い》は自爆特攻だとライフがキツイですが《アマゾネス拝謁の間》で何とかします。相手から奪ったカードが要らない場合は、上述のリロードギミックで戻したり《エッジインプ・シザー》のコストにしてドローロックします。デッキに戻した後《天声の服従》で宣言したりもできます。

《無限起動要塞メガトンゲイル》は相手のカードを奪いつつ、破壊された《永の王 オルムガンド》を蘇生するのが主な目的です。

デッキの動き

初動

《アマゾネス王女》を使う為、後攻で動きます。
《アマゾネス王女》の特殊召喚効果から《百鬼羅刹 巨魁ガボンガ》を立てます。自爆特攻になる状況なら《アマゾネスの里》をサーチすれば問題なく、最後に《アマゾネス霊術師》の蘇生もでき、そうでないなら《アマゾネス拝謁の間》をサーチします。
ランク3Xを立てられれば良く、《魔界発現世行きデスガイド》も初動です。

画像の初動は《百鬼羅刹 巨魁ガボンガ》で相手モンスターをX素材化する事が前提ですが、それが出来なかった場合は《スプライト・スプリンド》をL召喚できない代わりに、《百鬼羅刹 神速ブーン》と《百鬼羅刹 巨魁ガボンガ》で相手ターンに妨害する盤面になります。基本的には、早く《アマゾネス霊術師》に触れたい事から画像の動きをします。

2ターン目

《星鍵士リイヴ》で《星遺物を継ぐもの》を持ってきて、《彼岸の黒天使 ケルビーニ》で落とした《雷天気ターメル》を蘇生、《百鬼羅刹大集会》をコストに《雪の天気模様》を持ってくる事で天気ギミックに触れます。
《永遠の淑女 ベアトリーチェ》で相手ターンに《補強要員》を落としてセットします。相手の攻めが強い場合は代わりに《彼岸の悪鬼 ファーファレル》を落として凌ぎます。

カード紹介

アマゾネス

アマゾネスの役割は初動、中盤のランク3X素材、相手のカードを奪える《アマゾネスの鎖使い》を使いたい、《アマゾネス拝謁の間》によるライフ回復です。

基本的なアマゾネスのギミックは以下の通りです。


《アマゾネスの鎖使い》の特殊召喚方法として使用する《アマゾネスの急襲》には特殊召喚効果が2つあり、フィールドで発動する効果と被破壊時効果です。
《アマゾネス霊術師》で《アマゾネス拝謁の間》をバウンスし、その発動時効果で《アマゾネスの鎖使い》を回収して手札から特殊召喚するか、《幻影騎士団ブレイクソード》で破壊して特殊召喚効果をトリガーした後、《アマゾネスの銀剣使い》で回収します。

このデッキのライフ回復要素の要である《アマゾネス拝謁の間》はアマゾネステーマ内でサーチが容易で、《アマゾネスの銀剣使い》と《アマゾネス拝謁の間》が相互に回収できる事から片方が破壊されても立て直しが効き、《アマゾネス霊術師》で戻して繰り返しアマゾネスを回収できるのも便利です。

天気

前述の通りですが、《天声の服従》のサポートとして《雪の天気模様》でサーチ制限を掛けるのが主な採用理由です。
天気の採用枚数は少ないですが、リロードカードや《エッジインプ・シザー》のコスト、《No.49 秘鳥フォーチュンチュン》で戻したりする事で《雪の天気模様》のサーチ先を絶やさないようにします。

《曇天気スレット》は《アマゾネス王女》《幻影騎士団ブレイクソード》やL召喚で貼り直し効果をトリガーし、《雪の天気模様》が破壊された場合のケアをします。

このデッキは他にも永続カードを多用する為、《雪の天気模様》のみ使用を考えています。《虹の天気模様》は場合によっては使う可能性もありますが、基本的には相手の罠が無い場合に《撲滅の使徒》で除外する用です。

ゴブリンライダー


序盤は初動、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》X召喚、《雷天気ターメル》のコスト確保に使用し、その後は《No.49 秘鳥フォーチュンチュン》のX素材を使ってゴブリンライダー2種を墓地から特殊召喚して展開します。

その他

《剣の王 フローディ》

・《星遺物の胎導》で特殊召喚して《永の王 オルムガンド》のX召喚に使用
・繰り返し蘇生できる《アマゾネス霊術師》や《彼岸の旅人 ダンテ》をコストに破壊効果を使用し、ドローしたら《アマゾネスの鎖使い》で奪う

《宿神像ケルドウ》

・《虚空海竜リヴァイエール》《一撃必殺!居合いドロー》と共に無限リソース
・相手の墓地のモンスターを戻す事で《天声の服従》のサポート
・相手の墓地の《Vivid Tail》等の墓地から自身をセットできる罠を対象にし、効果を使って貰えたら《撲滅の使徒》の的にする

《アンクリボー

・アマゾネス・天気で魔法罠ゾーンを圧迫する事から、相手ターンに手札から使えるレベル1モンスター(《幽世離レ》用)として採用
・《剣の王 フローディ》を蘇生して相手バトルフェイズ中に盤面対処、《アマゾネス王女》を蘇生してサーチ効果使用がメイン
・一応、コンセプトの通り相手のモンスターを奪えるカード

《ブーギートラップ》

・《現世離レ》等を即撃ちしたいのと、セットできなかった《補強要員》を使う為に採用
・《アマゾネスの鎖使い》で奪った要らないモンスターや《彼岸の悪鬼 ガトルホッグ》をコストにする

《烏合無象》

・《No.49 秘鳥フォーチュンチュン》と言ったらこのカード
・《魔界発現世行きデスガイド》⇒《彼岸の悪鬼 ファーファレル》⇒《No.49 秘鳥フォーチュンチュン》で《RR-ライジング・リベリオン・ファルコン》を一時除外

《現世離レ》

・《撲滅の使徒》で相手のデッキを見る為には、相手のセットに罠があり且つチェーン発動されない必要がある為、墓地に罠があればセットさせる

《強制転移》、《時の機械-タイム・マシーン》

・送り付けた《アマゾネスの鎖使い》を2回戦闘破壊して相手の手札を2枚奪う
・低攻撃力を送り付け、高攻撃力を並べてサンドバックにして勝ちにいく
・送り付けたモンスターが利用される問題は、永続系は《幻影騎士団ブレイクソード》、バックは《撲滅の使徒》、墓地は《宿神像ケルドウ》である程度はケアできる
・《時の機械-タイム・マシーン》は《アマゾネスの急襲》により自爆特攻で2体除外したりする

あとがき

正直《天声の服従》より、その枠にパワーカードを入れた方が良いですが、相手のデッキから思わぬモンスターを特殊召喚できる楽しさがあり、これはこれでありかなと思います。《撲滅の使徒》でデュエル中にデッキ鑑賞会出来るのも良いですね。
いつか《光の創造神 ホルアクティ》を使ってる人とデュエルしたいです。

本当はデッキ名にグールズって付けたかったのですが、原作から名前を使うのは気が引けてしまってやめました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。