【デッキ紹介】バイスマスターに跪け


こんにちは、カイムです。
今回の記事で4回目の投稿となります。

前回の記事はこちら。

caim.hatenablog.com


今回紹介するデッキの主役はこちら。

特定の効果の発動をトリガーに3つの効果を1度ずつ使える欲張りカード。効果の発動に直接チェーンする必要があるのが一筋縄では行かないところ。と言ってもチェーンによる妨害をされるかは相手のデッキ次第ですし、相手のカードもトリガーにできる為、深く考えなくても良いのかもしれません。

このカードのデッキを組むにあたって、以下の3点を考えました。
①使い減りしない永続系の魔法をトリガーにする
②相手ターンにも全ての効果を使いたい
③そもそもチェーンでの妨害をさせない

①については②にも繋がるカードとして、相手ターンにも発動できる永続魔法の以下2枚を選びました。

《溟界の大蛟》は自分メインフェイズでは①②効果で2回で相手ターンも1回、《つまずき》なら1枚で3回トリガーするのも容易です。

③についてはこのカード

『●1体以上』の効果により、あまり高くない《ウィッチクラフトバイスマスター》の攻撃力を上げて戦闘に強くし、『●2体以上』の効果により、自分の魔法にチェーンさせなくして確実に《ウィッチクラフトバイスマスター》をトリガーできるようにします。
また《つまずき》が強制効果の為、チェーン不可効果により相手は召喚・特殊召喚時に誘発する任意効果を発動できなくなります。出したモンスターだけでなく、各種召喚素材になった時の効果等も潰せます。
《つまずき》に破壊耐性が付くのも強いです。

デッキレシピ

現在のデッキレシピは以下となります。※2023.10 リミットレギュレーション

www.db.yugioh-card.com

コンセプト

以下の3点でのコントロールを目指します。
①《つまずき》による攻撃抑制
 ⇒《EMスカイ・マジシャン》でバウンスし自分は影響を受けないようにする
②《黒魔導強化》を相手ターンに発動し召喚・特殊召喚時の任意効果を発動不可
 ⇒《フラワーダイノ》+《魂のしもべ》による《黒魔導強化》使い回し
③《ウィッチクラフトバイスマスター》での除去
 ⇒上記①の影響を受けないLモンスター、②の影響を受けない起動効果持ち等を対処

デッキの動き

初動

要約すると、《キングレムリン》から溟界、《ウィッチクラフトバイスマスター》融合準備、《つまずき》にアクセスする為の《天獄の王》をサーチします。《天獄の王》の効果はこのターンには使いません。
最後に《イリュージョン・オブ・カオス》でデッキトップを固定してしまいますが、そこは目を瞑ります。

《キングレムリン》は《スクラップ・ラプター》か《溟界の滓-ヌル》でX召喚します。《溟界の滓-ナイア》素引きでもOK。初動札であり《ウィッチクラフトバイスマスター》のトリガーに使える《化石調査》《グラウンド・ゼノ》は、中盤にも引きたいカードの為、3積みしています。

尚、このデッキは後攻を取るつもりです。

2ターン目

《イリュージョン・オブ・カオス》の効果2回分+《ウィッチクラフト・シュミッタ》で《ウィッチクラフトバイスマスター》を融合召喚し、《天獄の王》から《つまずき》にアクセスする事でコンセプトに繋げます。

《マジシャンズ・ロッド》の墓地効果用に《ウィッチクラフトバイスマスター》でウィッチクラフトリクルートしておきます。

3ターン目

《EMスカイ・マジシャン》により、《天獄の王》でセットした《つまずき》の除外デメリット回避、《つまずき》が自分への枷にならないように相手ターン中にバウンスします。
《マジシャンズ・ロッド》で《黒魔導強化》をサーチし、次の相手ターンに発動してコンセプトの動きをします。

カード紹介

ウィッチクラフト


ウィッチクラフトバイスマスター》がこのデッキの主役であり、役割は上述の通りです。
ウィッチクラフト・エーデル》で《EMスカイ・マジシャン》を蘇生して《つまずき》をバウンスします。
ウィッチクラフトサボタージュ》で《ウィッチクラフトバイスマスター》を再出力できるのが強いです。
ウィッチクラフト・パトローナス》のサーチ先は2枚しか入れてませんが、《イリュージョン・オブ・カオス》等で戻して繰り返し使用し、《ウィッチクラフトバイスマスター》のリクルート先を確保します。魔法を除外する手段がある為、墓地効果も使えます。

ブラックマジシャン関連


このデッキにおけるブラックマジシャン関連の役割は、
・《ウィッチクラフトバイスマスター》融合召喚
・《黒魔導強化》による《ウィッチクラフトバイスマスター》補助
・《つまずき》+《黒魔導強化》
・《つまずき》バウンス用の《EMスカイ・マジシャン》にアクセス
・《ウィッチクラフトバイスマスター》のトリガー
・《フラワーダイノ》用に墓地の魔法除外

《黒魔導強化》は《魂のしもべ》を《フラワーダイノ》でデッキに戻し《マジシャンズ・ロッド》で再サーチして使い回します。
《マジシャンズ・ロッド》の墓地効果は、コストを《ウィッチクラフトバイスマスター》で用意し《つまずき》でトリガーします。
《マジシャン・オブ・カオス》は《ウィッチクラフトバイスマスター》と似た条件と除去効果を持っていますが、このデッキでは《黒魔導強化》用に墓地に送ります。《ドリル・ウォリアー》で回収し、《ウィッチクラフト・エーデル》⇒《ブラック・マジシャン・ガール》、《魂のしもべ》⇒《黒魔術の秘儀》で儀式召喚を狙ったりもします。

溟界


・初動
・《溟界の大蛟》を《ウィッチクラフトバイスマスター》のトリガーに使用
・《ウィッチクラフトバイスマスター》の除去効果により自分ターンに《溟界の大蛟》の爬虫類を落とす効果をトリガーし易い
・手札の《フラワーダイノ》等の墓地へ送りたいカードを切る手段
・春化精のコスト確保
・中盤以降は基本的に《マジシャンズ・ロッド》に召喚権を使う為、手札から出したいモンスターを《溟界神-ネフェルアビス》で出す
・《溟界の漠-フロギ》で蘇生させたモンスターを《転晶のコーディネラル》で奪う

《溟界の黄昏-カース》で特殊召喚して除外された溟界は、《黎溟界闢》を《フラワーダイノ》で使い回す事で《溟界の大蛟》の落とす先を尽きないようにします。

その他

《犀子の王様》


・《ウィッチクラフトバイスマスター》《つまずき》等でチェーンを組み易い(《サプライズ・チェーン》も同様の理由で採用)
・初手に《ウィッチクラフト・シュミッタ》があった場合の《ルイ・キューピット》のサーチ先
・《ナーガ》でのリクルート候補

真面目な中に《Couple of Aces》含め、サイコロとコイントスのお遊び要素を入れられたの好みです。普通に1枚破壊でも強いですね。

《トランスフォーム・スフィア》


・《溟界の漠-フロギ》《つまずき》で装備対象を用意
・春化精や一部溟界の特殊召喚制限によりエンドフェイズ時効果で特殊召喚させず装備したままにする
・《ナーガ》でのリクルート候補

コンボ意識しなくてもL素材等にすれば良いですし結構強いですよね。

《ドリル・ウォリアー》


・《フラワーダイノ》か春化精を使い回す為に採用
・回収した春化精で《ドリル・シンクロン》を蘇生し、《つまずき》で守備表示になったモンスターに貫通ダメージ

《PSYフレームロード・Ω》


・相手の手札から魔法罠を除外できたら《フラワーダイノ》でデッキ戻し
・チェーン数稼ぎ
・《ウィッチクラフトバイスマスター》除外ケア
・《ウィッチクラフト・パトローナス》用に墓地効果でウィッチクラフト魔法をデッキ戻し

《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》


・《ヴィシャス・クロー》にアクセスする手段
・手札に戻した《ヴィシャス・クロー》を溟界等で切った後、春化精で蘇生した自身の効果で装備して②効果を使えるようにする事も可能

装備魔法は1枚しか入れていませんが、デッキ枚数をこれ以上増やしたくなくて妥協しました。

《閃術兵器-S.P.E.C.T.R.A.》


・チェーンによる《ウィッチクラフトバイスマスター》効果発動妨害を躊躇わせる
・《つまずき》により、召喚・特殊召喚時任意効果を無効にできる状況を作れる
・《つまずき》下で《Couple of Aces》で裏が出た場合、または相手の墓地に特殊召喚時強制効果持ちがいれば《溟界の漠-フロギ》で特殊召喚させて能動的に②効果を発動
・除外した魔法は《フラワーダイノ》で回収

①効果みたいな、妨害というよりは妨害を対策できるような効果好きです。

《シャッフル・リボーン》


・《ナーガ》
・《ウィッチクラフト・パトローナス》用にウィッチクラフト魔法をデッキ戻し
・《フラワーダイノ》用に自身の効果で除外できる魔法枠

《ヴィシャス・クロー》


・毎ターン手札に戻る魔法として《ウィッチクラフトバイスマスター》のトリガーに使用
・《溟界の漠-フロギ》で装備モンスターと同じ攻撃力のモンスターを用意できれば耐性+厄介なモンスター除去、または高攻撃力を用意して耐性を《Ai打ち》に利用
・闇属性トークンの為、《守護神官マハード》で攻撃する
・《転晶のコーディネラル》で送り付けた、自己再生した《溟界の滓-ヌル》に装備してトークンを特殊召喚不可にしつつサンドバックに(《溟界の滓-ヌル》の制限は送り付けても自分に掛かる)

《肆世壊=ライフォビア》


・《ヘルホーンドザウルス》を《融合呪印生物-地》+《グラウンド・ゼノ》で融合召喚してアクセス
・溟界が守備表示で展開し易く、《溟界の漠-フロギ》《つまずき》等で守備表示を用意できる
・毎ターン発動できる魔法として《ウィッチクラフトバイスマスター》のトリガーに
・《つまずき》を超えてきたLモンスターの攻撃力を下げて戦闘に弱くする

あとがき

《つまずき》の枠はデッキ調整していく中でかなり悩み、《つまずき》⇒《ブラック・ガーデン》⇒《召喚の呪詛》⇒《つまずき》という変遷になりました。
《召喚の呪詛》が、星8溟界で相手に与えてしまうアドを潰せたり《ヴィシャス・クロー》をトリガーに手札除外できたり、他にもこのデッキに合っている要素はあったのですが、肌に合わなかった為、最終的に《つまずき》にしました。単純に《召喚の呪詛》だと相手の行動抑制になるから《ウィッチクラフトバイスマスター》のトリガーとして合ってないですしね。
上記3枚は相手からしたらどれが一番嫌なんだろう?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。